旅行や帰省するときに使う飛行機。国内線で1~2時間のフライトの時であっても、赤ちゃんや小さい子供との飛行機は、グズグズしないか不安になりますよね。
機内には寝ている方も多くいらっしゃるので、泣かないようにここに神経を使って、移動だけで疲れ果ててしまうママもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
ぐずらないようにする対策や、ぐずった時にできる対策を私の実際の体験も含めていくつかご紹介したいと思います。
目次
子供が機内で泣く理由
まず子供が機内で泣いてしまう理由は何でしょうか。
それは子供の個性によってそれぞれ違うと思いますが、考えられる主な理由をいくつか考えてみましょう。
○耳抜きができずに耳が痛い
○違う環境に不安や恐怖を感じている
○お腹がすいている
○眠い
○座っているのが嫌!動きたい!
このようにいくつか理由は考えられると思いますが、ご自身のお子さんの性格などからどの理由で泣きそうかなと考えて、その対策を準備しておくのが一番確実ですよね。
どうしても予想通りにはなかなかいかないですが。。。事前の準備はしないよりはしていた方がママも安心ですよね。
子供のぐずり対策~事前に準備できること~
子連れでも機内で快適に過ごせるように、事前に準備できることがいくつかあります。
子供の性格や成長に合わせて、フライトの時間帯、指定する席、持ち込むアイテムを考えてみましょう。
子供の性格や成長に合わせた席の予約
席の予約は結構大事です。私自身も2人子供がいますが、予約する際は子供たちの成長や個性に合わせて席をどこにするか決めています。
子供の年齢によって、大人の膝の上、叉は分の席が必要になりますので、確認しましょう。
私が実際に体験したオススメの席をご紹介します。
※飛行機の機材によって配置が変わるので、機材によっては参考にならないものもあるかもしれません。
○窓側
個人的にはこの席を予約することが多いです。窓から外を眺めるのが好きな上の子と乗るときは必ずこのあたりの席を指定します。
飛行中席を立つことがあまりなさそうであれば窓側の席がオススメです。
メリット
・窓から外が見えるので、空港での待機中は他の飛行機や空港の働く車が見えたり、飛行中も雲、下に見える建物、夜は星を見たり子供が飽きない。
・赤ちゃんに授乳する時、通路側だとまわりの方が気になりますが、窓側だとケープで隠すと比較的気にならない。
・優先搭乗で先に乗っても、後から来る方を気にしなくてよい。(通路側だと万が一隣に他の方がいらっしゃる場合、一旦立たないといけないため。)
デメリット
・トイレや子供がぐずって席を立ちたい時にお隣に他の方がいらっしゃると通路に出づらい。
○通路側
メリット
・窓側と違ってすぐに席がたてる。トイレや子供がぐずった時に立ちやすい。
・降りる際にスムーズに出やすい。
デメリット
・窓の外が見えづらい
・優先搭乗で乗った後に隣の方がいらっしゃると一旦立たないといけない。
この他にも前方と後方でまた好みがわかれると思います。
前方は子供とたくさんの荷物と一緒に機内を奥まで歩かずにすぐに席につけるというメリットがあります。
一方、後方は奥まで歩いていかないといけことが逆にデメリットになり得ます。
ただ、メリットとして、万が一子供がぐずった時に後方のトイレの前やギャレー(機内のキッチン)のあたりのスペースをお借りしてあやすことが可能です。もちろん前方でも可能ですが、後方だと他の方の視線も特に気にせずあやすことができます。
ただし、これができるのは、もちろんシートベルトサインがついておらず、気流が安定していると思われるときのみです。いつ揺れてもおかしくないので、機内を歩いたり、立ってあやしたりする際は必ずどこかをしっかり掴んでおくことをオススメします。子供もママも怪我をするといけないですもんね。
○壁の前の席
メリット
前に席がないので、子供が前の席を蹴ったり叩いたりして前の方にご迷惑をおかけすることもなし。
デメリット
前の座席がないので、バッグ等は上の棚に収納しなければならない。子連れだとすぐとれる足元に子供の荷物を置いて置きたいので、そういう場合には適さない。
以上が、主な席のメリットとデメリットです。子供の性格や成長に合わせて、窓側、通路側、前方、後方を上手く組み合わせてベストな席を予約しておきましょう。
出発時間も大事!どの時間帯が一番ご機嫌に過ごせるか考えよう
時間帯も子連れで移動する際にはとても大事になってきます。
出発時間次第で対策も異なってくるのは言うまでもないと思います。
我が家の場合はいつも可能な限り朝1番の便を予約します。なぜなら朝だと子供も昼間ほどぐずぐずになりづらく、一番子供たちがご機嫌に過ごせるからです。
いつも朝ごはんを機内でゆっくり食べるようにしています。この「ゆっくり食べる」がキーなのです。幸い我が家の子供たちは食べることが大好きで、食べている間はおりこうに座っていられるのです。なので、少しでも長くこの時間を過ごせることが我が家では大事になってきます。
昼の便は、我が家はお昼寝できないと最強にぐずぐずになるのでできるだけ避けたいと思っています。でも、スムーズにお昼寝できる子や、お昼寝しなくても大丈夫な子はお昼の便でも大丈夫でしょう。
夜の便も何度かトライしました。到着がいつも寝ている時間になる場合は、可能ならお風呂も済ませ、寝るだけにして機内へ。上手く寝てくれたらすごくラッキー。ママは飲み物をゆっくり飲めるくらい平和なフライトになりますね。ただ、興奮して寝てくれない場合もあるので、その場合の対策もしっかり考えておきたいですね。
これがあると助かる!!機内へのオススメ持ち物
機内への手荷物はできる限り減らしたいですが、子供がぐずらずに快適に過ごせるための準備グッズはしっかりと持って行きたいですよね。
私がいつも子供たちとの国内線フライトへ持っていくものをリストアップしてみます。
○飲み物(ペットボトル叉は紙パック)
機内では航空会社によりますが、飲み物のサービスがあるところも。それでも私は必ず自分と子供たちの飲み物を持ち込みます。
理由は、まず1つ目が耳抜き対策。子供は上手く耳抜きができずに違和感や痛みで泣いてしまいます。その対策で、離着陸時には子供たちに飲み物を飲ませるようにしています。
まだ授乳中の赤ちゃんは離着陸時は授乳をして対策をしましょう。私はできるだけ離陸時間に授乳するような時間配分にして、そのまま赤ちゃんが寝るという理想的なパターンになるよう準備をしていました。
2つ目の理由は、飲み物サービスの有無に左右されずに好きな時にいつでも飲み物が飲めるからです。飲み物サービスがある場合、出るからいいかと思っていて、気流が悪くサービスが中止になることも有り得ます。ペットボトルなど蓋がある飲み物は前の座席のポケットに入れることもできるので便利です。マグが必要なお子様にはマグも忘れないように持っていきましょう。
○お弁当(おにぎり・パン)
機内でごはんを食べる場合は、お弁当、おにぎりやパンなど、汁物以外の子供が食べやすいものがオススメです。
離乳食の子供には、市販のものも活用して簡単に食べられるものがいいですね。
○飴
これはおやつとしても耳抜き対策としても役に立ちます。飴が食べられる年齢のお子さんは離着陸時に飴を舐めておくといいですね。
○子供が大好きなお菓子
日頃大好きなおやつもいいですが、いつもはあげないけど子供が大好きなものってありますよね。それを持って行くのもオススメです。例えば、我が家ではチョコレートです。普段は制限しているチョコレートですが、機内では好きなチョコを用意しておいて最終手段として出します。
○新しいシールブック・シール付き絵本
動くことを制御される機内は、動きたい盛りの子供にはストレスになることでしょう。座ったまま集中して遊べるものを用意する必要があります。我が家は毎回新しいシールブックやシール付き絵本を持ち込みます。シールブックは100均のものが、気軽に使えてオススメです。シール付きの絵本は、「めばえ」や「ファーストブックディズニー」等をよく持ち込んでいます。我が家の子供たちはこれがあるとしばらく集中して遊んでくれるので助かっています。
○お気に入りのおもちゃ
我が家の子供はどこに行くにも何かしらお気に入りのおもちゃを持って行きたがるので、忘れずに持っていきます。航空会社によっては、子供におもちゃや折り紙を配ってくれるので、それも上手に活用したいですね。
○スマホに動画等をダウンロードしておく
上記のもの等を色々試しても持たなくなった場合、我が家は最終手段として機内モードにしたスマホにダウンロードしている子供が好きな動画を見せることもあります。これはできるだけ避けたいので、最終手段にしています。アニメでなくても、私が撮った子供たちの写真やムービーを一緒に見るだけでも子供たちは楽しんでくれます。もちろん音はだせないので、ヘッドフォンか、音声なしでみています。
○授乳グッズ
赤ちゃんでまだ授乳が必要な場合は、授乳ケープや哺乳瓶、ミルク等を持ち込みます。
実際機内でぐずった時の対処
これだけ準備をしていても、計画通りにはいかないことが多々あります。
子供が機内で泣いてしまうと、まわりの方のご迷惑になるのではとママは申し訳なく思い、どうにか泣き止ませようと焦ってしまいますよね。
そんな時は一旦落ち着いて、子供が何で泣いているのか考えてみましょう。
その理由は、ほとんどの場合事前に考えて対策したものだと思います。落ち着いて、自分が対策として持ってきたアイテムで子供を落ち着かせましょう。
それでも泣き止まないことも子供なのできっとあるでしょう。私もそんな時もありました。
そんな時は状況を見て、客室乗務員の方に助けてもらうのも1つかと思います。機内にあれば違う絵本を持ってきてくださったり、声をかけてくださったり、それだけで泣きやんでしまう子供もいるかと思います。
また、周りのお客様への配慮も必要になります。「ご迷惑をおかけしてすみません。」と一言声をかけることも忘れないようにしましょう。
初めての子連れ飛行機であればママはとってもドキドキだと思いますが、しっかり準備しておけば、いざという時に少しは余裕を持って対応できるのではないでしょうか。
自分の子供の性格や成長に合わせてぜひ事前に対策を考えて、旅行や帰省を楽しんでくださいね。